今年は統一選挙の年。県議会も改選期に当たります。そこで、間もなく4期目が終わろうとしている松村県議に、今期を振り返っていただき、これからの球磨地域の課題などについて話を聞きました。


財政再建の見直し必要

松村県議に話を聞きました

間もなく四期目も終わろうとしていますが、この四年間を振り返っていかがでしたか。

県全体としては、財政再建が大きな問題でした。景気の回復が思わしくなくて税収の見込みが予定通りにいっていないので、今後も見直しをしながらしっかりやっていかねばならないと思います。また有明海の問題も国会議員や農林省に陳情を重ねてきましたが、今から法の整備と共に環境整備をやっていくことになります。川辺川ダムの問題は、県にとっても地域にとっても大きな課題です。荒瀬ダムについては、戦後の電力需要の急増に対応するため建設されたものですが、自民党としてもプロジェクトチームをつくって現地で意見を聴いてきました。短期間に見直しを行うことになりましたが、取り壊した場合、膨大な費用と環境の変化が予想されますから、国としっかり話し合いをしながら進めていく必要があるでしょう。

今期は、特別委員長としてさまざまな問題に取り組んでこられましたが。

最初は環境対策特別委員長でしたが、菊池の産廃問題や八代の処理場の問題など頭の痛いことが多かったですね。やはり地域の皆さんが安心して暮らせる公害のない地域づくりを進めていかねばなりません。


合併によって財政力の強化を

中球磨5ヶ町村合併協議会
地域対策特別委員長の時は、中球磨をはじめ、県下の合併問題が大きくクローズアップされました。

中球磨は県下のモデルケースでもあったのですが、県としてどこまでお手伝いできるか検討し、職員の配置や合併地域への十億円の県の助成金を合併前に交付することなどを県に要望し、実現できたことはよかったと思います。中球磨に続いて上球磨や人吉・下球磨でも論議されていますが、少子化、高齢化が進む中で将来このままでいいのか、しっかり考える必要があると思います。やはり合併して財政力を強くすることが将来のためにいいのではないでしょうか。合併するなら国の助成がある時がいいですから、行政のリーダーがよく住民の方に説明することが大切と思います。

現在は議会運営委員長としてご活躍中ですが。

何といっても議運は県議会の要ですから、スムーズな議会運営ができるよう努力しているところです。

これからの球磨地域を考えた時に課題となるのはどんなことでしょうか。

一番大きな問題は、このままだとますます過疎になるのではないかということです。何といっても基幹産業は農業ですが、これからは健康というものを考えて、生産者の顔の見える農産物を作らないと売れない。昨年は無登録農薬の問題などがありましたが、消費者の信頼を取り戻すことが大事です。観光農業については県も調査の段階ですが、JAと商工会が一体となって人を呼ぶ方策を考え、地域活性化につなげていきたいものです。球磨だったら何でもできると思います。今から詰めていかなければなりませんが、これからの地域づくりの目玉になるでしょう。

木材の需要拡大に輸出も

林業も依然として厳しいものがありますが。

京都議定によって、改めて森林の役割が認められましたが、温暖化防止のためには山を大切にしなければなりません。木材の需要拡大については、九州の森林組合連合会が一本になって中国への輸出を目指すことにしています。これからは海外に販路を求めていくこともしなければいけないでしょう。また県内では森林組合の七組合構想を進めていますが、球磨でも大きな製材工場を設置してもっとコストを下げるようにしていけたらいいと思っています。業者の方ももっと企業感覚をもって自ら生産性を高める努力が求められるでしょう。

福祉や教育についてのお考えは。

もっと小さいころからボランティア精神を育てていくようにすることが必要と思っています。そうすることによってもっと社会もよくなるのではないでしょうか。教育についても、週五日制がスタートしましたが地域全体が協力して健全な子どもの育成を図っていきたいものです。

人脈と経験生かし、県政と
地域浮揚のため全力投球
今年は県議会議員選挙も行われますが、今後の政治活動についての抱負をお聞かせください。

皆様のご支援によって、これまで四期県議会議員を務めさせていただきましたが、お陰様で県議会や自民党県連でも要職につかせていただいて仕事をさせてもらっています。これからも、いままで培った人脈と経験を生かして、全力を投入して県政や地域の浮揚のために頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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